広場探偵団 #2 を開催しました。
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報告レポート#02
ワテラス
2017年6月11日に、第 2 回目となる広場探偵団が神田淡路町ワテラスにて開催されました。
権利者・設計者・学生など総勢 25 名の参加者でエリアマネジメントの効果や公園管理の秘密を探りました。
発見ポイント1
地域の価値を高める仕組みづくり
ワテラスのある淡路町二丁目西部地区では、再開発事業の都市計画決定直後から、
地域コミュニティを維持するための組織・仕組みづくりを検討していました。
検討開始から5年後に再開発組合を中心に一般社団法人淡路エリアマネ ジメントを設立し、
様々な地域活動を主催しています。
発見ポイント2
地域で行う公園のお手入れ
ワテラス内の美しい庭園の一部は、上記のエリアマネジメ ント組織が主催する
「ワテラスガーデニングクラブ」とい う地域団体によって手入れがされています。
クラブの活動 は手入れだけでなく、見学会や講習会など多岐に渡ります。
発見ポイント3
お祭りの拠点となる広場
2棟のタワーの間にある大きな広場では、週末ごとマル シェや音楽祭など
様々なイベントが開かれます。また、神田祭の際は神輿の巡行路にもなっており、
神輿をきっ かけに新旧住民の新しい接点が生まれることもあるそうです。
発見ポイント4
地域交流の場となるコミュニティ施設
ワテラスの低層部の一部には、様々な地域活動を行うことができるコミュニティ施設があり、
主に上記のエリアマネ ジメント組織主催のイベントで使われます。キッチンのあ るイベント
スペースや本棚のあるギャラリー、大きなホー ルなど、用途に合わせた複数の会場があります。
発見ポイント5
学生向けマンションと地域貢献
住居棟の一部には学生専用の賃貸マンションがあります。 ここに住む学生達は、町内会活動や
お祭りといった地域 活動に参加することで、相場よりも安い賃料で住むことができます。
活動の担い手を求める地域と近隣大学に通 う学生の両者にとってプラスの関係が築かれています。